地番図とは
~土地を特定する「住所とは違う」もう一つの地図~
土地の取引や手続きを進める際に必要になるのが「地番図(ちばんず)」です。
地番図とは、土地ごとの「地番(ちばん)」を地図上に表示した図面で、法務局が管理しています。
地番と住所の違い
「地番」は登記上の土地の番号で、私たちが普段使っている住所とは異なります。
たとえば、住所が「長野市大字高田北条228-4」であっても、登記簿上では「長野市大字高田北条○○番○」という別の表示になります。
このため、不動産の手続きや境界の確認には、住所ではなく“地番”が必要になります。
地番図でわかること
- ✅ 土地の位置と形
- ✅ 周辺の地番との関係(隣接地など)
- ✅ 登記簿と一致する地番の確認
地番図が必要な場面
- ✅ 土地の相続や売買の前に場所を確認したいとき
- ✅ 農地転用や建築許可などの申請で土地を特定する場合
- ✅ 境界トラブルの予防や解決に向けて、隣地との位置関係を明確にしたいとき
どこで取得できるの?
地番図は、管轄の法務局の窓口または**登記情報提供サービス(インターネット)**で確認できます。
※一部地域では、電子化されていない場合もありますので、事前に確認が必要です。
注意点とポイント
- 地番図は「地図のようなイメージ」ですが、必ずしも測量精度の高い図面ではありません。
- 正確な境界線を知りたい場合は、「公図」や「地積測量図」などもあわせて確認する必要があります。
行政書士がお手伝いできること
- ✅ 相続・農地転用・建築許可などの申請に必要な地番図の取得代行
- ✅ 関連書類との照合・申請書作成のサポート
- ✅ 必要に応じて土地家屋調査士や司法書士と連携
まとめ
地番図は、不動産に関する正確な手続きを行うための大切な資料です。
土地を扱う際には「住所」だけでなく「地番」の確認が必要になることを、ぜひ覚えておいてください。
ご不明な点は、お気軽にご相談ください。
必要に応じて、公図や地積測量図との違いなども追記可能です。ご希望があればお知らせください。
