生命保険契約照会制度の申請方法

~手続きの流れと必要書類をわかりやすく解説~

「亡くなった家族に生命保険があるか確認したい」「認知症の親に保険があるか知りたい」――
そんなときに活用できるのが「生命保険契約照会制度」です。

今回は、この制度を利用するための申請の流れ必要書類を、わかりやすくまとめました。


■ 申請の流れ(死亡後の照会)

生命保険契約照会制度の申請は、大きく次のような流れで行います。

1. 書類の準備

必要書類をそろえます(詳細は次項に記載)。

2. 申請方法を選ぶ

  • オンライン申請(生命保険協会の専用ページから)
  • 郵送申請(申請書を印刷・記入して郵送)

3. 照会料の支払い

申請1件につき**3,000円(税込)**が必要です。
支払い方法は以下から選べます:

  • オンライン:クレジットカード、コンビニ決済など
  • 郵送:払込票での支払い

4. 照会結果の通知

申請から約1か月以内に結果が届きます。
生命保険の契約が確認された場合、保険会社名が通知されます(契約内容までは通知されません)。


■ 必要書類(死亡後の照会)

申請者が亡くなった方の法定相続人である場合、以下の書類が必要です。

必要書類説明
① 亡くなった方の戸籍(死亡記載のあるもの)原本またはコピー(市区町村で取得可)
② 申請者の戸籍(続柄がわかるもの)申請者が相続人であることを証明します
③ 申請者の本人確認書類マイナンバーカード、運転免許証、健康保険証など
④ 委任状(代理人が申請する場合)弁護士・行政書士などが代理する場合に必要

※郵送申請の場合は、別途申請書の記入・印刷も必要です。


■ オンライン申請の特徴

オンライン申請は24時間可能で、郵送よりもスムーズに手続きが進むためおすすめです。
スマートフォンでも手続きができ、必要書類は画像またはPDFでアップロードします。


■ こんな方におすすめ

  • 家族が亡くなったあとに保険会社がわからない
  • 保険証券が見つからない
  • 被保険者が認知症などで内容を話せない

■ まとめ

生命保険契約照会制度は、相続手続きや財産調査の第一歩として、非常に重要な制度です。
必要書類の準備が難しいと感じたら、行政書士が代わりに戸籍などを取り寄せるサポートも可能です。

お困りの際は、お気軽にご相談ください

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