実印と認印の違いについて

■ 実印とは

  • 市区町村役場に印鑑登録している正式な印鑑
  • 本人確認を厳格に行ったうえで登録される
  • 登録証明書(印鑑証明書)とセットで使うことで絶大な法的効力を持つ
  • 不動産売買、相続手続き、自動車登録など重要な契約や届け出に必須

✅ ポイント
「本人がこの意思決定をした」ことを公式に証明できる印鑑。


■ 認印とは

  • 登録されていない、日常使いの印鑑
  • 書留の受取りや職場の書類など、カジュアルな場面で使用
  • 法的効力はあるが、本人性の証明力は低い

✅ ポイント
→ **「とりあえず印を押した」**という意味合いに近い。重要書類には向かない。


遺言作成における押印の注意点

特に「自筆証書遺言」を作成する場合、押印には細心の注意が必要です。

【注意点まとめ】

項目内容注意すべきこと
押印の種類実印が推奨される認印でも無効にはならないが、実印なら信頼性UP
押す場所署名の直下遺言本文から離れた位置に押さないこと
印影の状態鮮明に押すかすれや二重押しは避ける
印鑑の保管大切に保管する亡くなった後に必要となることがある

✅ さらに、自筆証書遺言の法務局保管制度を利用すると、形式チェックもしてもらえるため安心です!


【まとめ】

  • 実印は**「本人の強い証明」、認印は「軽い証明」**というイメージ。
  • 遺言書作成時には、なるべく実印で署名押印をするのが望ましい。
  • 押印は遺言の有効性に関わる重要なポイントなので、手順をしっかり確認しましょう。

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