③ご存じですか?「付言事項」で家族トラブルを防ぐことができます
~法的効力はなくても、気持ちは伝わります~
1. 「付言事項」とは?
付言事項(ふげんじこう)とは、遺言書の最後に記す“本人の想いやメッセージ”のことです。
法律上の効力はありませんが、遺言者の意思や考え、家族への感謝や希望を伝える手段として非常に重要です。
2. 付言事項に何を書くの?
付言事項に記載する代表的な内容は以下のとおりです:
- 遺言内容の理由や背景(例:「長男に多く相続させたのは、両親の介護を長年担ってくれたためです」)
- 感謝の言葉(例:「これまで家族を支えてくれてありがとう」)
- 今後の希望(例:「家族仲良く支え合って過ごしてほしい」)
- 相続争いを避ける願い(例:「私の意思を尊重してもらえれば幸いです」)
3. なぜ家族トラブル防止に役立つのか?
相続トラブルの多くは、「なぜそうしたのかがわからない」という感情から始まります。
付言事項があることで、遺言の意図や家族への配慮を伝え、納得感を与えることができ、
結果として相続人同士の争いを防ぐ効果が期待できます。
4. こんなケースにおすすめです
- 法定相続分と異なる割合で財産を分けたい
- 特定の相続人に多くの財産を遺す理由がある
- 遺産の一部を寄付や第三者へ譲りたい
- 再婚・非嫡出子・内縁関係など家庭環境に配慮が必要
- これまでの感謝の気持ちを伝えたい
5. 付言事項作成時の注意点
- 誤解のない明確な表現を心がけましょう
- 事実に基づいた内容を書くことが大切です
- 感情的になりすぎないよう冷静にまとめましょう
- 公正証書遺言でも付言事項の記載は可能です(公証人に相談を)
6. 行政書士による支援で、伝えたい気持ちを適切に表現
当事務所では、単なる文案作成ではなく、ご本人の想いを丁寧にお聴きし、付言事項として適切に言語化するお手伝いをしています。
人生の最終メッセージを、ご自身の言葉で残しませんか?
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