1. 管理計画書とは?
動物取扱業の登録申請にあたり、施設での動物の飼育・管理方法をまとめた
「管理計画書(飼養管理マニュアル)」の提出が求められることがあります。
この書類は、単なる形式的な提出物ではなく、
日々の飼養環境を維持するための業務マニュアルとしての役割を持ちます。
2. 管理計画書に求められる主な内容
計画書には、動物種や施設の形態に応じて、次のような項目を記載します。
✅ 飼養管理体制の概要
- 飼養動物の種類・頭数
- 動物取扱責任者・従業員の配置
- 担当業務の分担と責任体制
✅ 日常の飼養管理
- 餌やりの時間・方法・量の基準
- 給水の確保とチェック体制
- 清掃・消毒の頻度と実施方法
✅ 健康管理
- 日常の健康観察の方法
- 体調不良時の対応手順(隔離、通院)
- 獣医師との連携体制
✅ 繁殖や出産・育成の管理(必要な場合)
- 発情期の管理、出産時の対応
- 離乳・育成の段階ごとの対応
✅ 苦情・トラブル時の対応
- 近隣住民からの苦情への対応方法
- 苦情内容の記録と改善措置の記録例
3. 書式は自由、でも「伝わる構成」が重要
管理計画書の書式は自治体によって異なりますが、基本的には自由記述形式であることが多いです。
重要なのは、行政担当者が読んで、現場での飼養管理が具体的に想像できる内容になっていること。
📌 文章と表を組み合わせると見やすい構成に
- 「1日のスケジュール(表形式)」
- 「清掃マニュアルの手順書(箇条書き)」
- 「トラブル対応フロー(図解)」など
4. よくある不備・注意点
- 実際の施設運営とかけ離れた「ひな型」だけの提出
- 清掃や餌やりの頻度が不明確(例:「適宜」など曖昧な表現)
- 担当者が不在時の対応が記載されていない
- トラブル対応の記載がなく、外部への説明責任が不十分
5. 管理計画書を「スタッフの教育資料」としても活用
この書類は行政への提出用にとどまらず、
実際に働く従業員やスタッフへの教育資料として使えるのが大きな利点です。
- 誰が読んでも対応できる手順化
- 新人教育時の指導ツールとして活用
- 記録表と連動させて、日々のチェック体制を見える化
まとめ
- 管理計画書は、日々の飼養管理の具体的な方法を示すマニュアル
- 餌・水・清掃・健康観察などを、動物種ごと・時間帯ごとに整理
- 行政提出用としても、スタッフ教育用としても活用できる書類
- 曖昧な表現は避け、実際の業務と一致した内容で構成することが重要
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