動物取扱業の申請や運営にあたって、初めての方が戸惑いやすい質問を中心にまとめました。
行政との打ち合わせ時に尋ねられる内容や、現場で誤解されがちな点を整理しておくことで、スムーズな登録手続きと運営につながります。
❓Q1.「動物取扱業登録」は、どんな業種が対象ですか?
A.犬や猫の販売・保管・貸出・訓練・展示など、動物を取り扱う継続的な事業が対象となります。
具体的には以下の6区分に分かれます。
- 販売業
- 保管業
- 貸出業
- 訓練業
- 展示業
- その他(競走用動物の繁殖など)
➡ 趣味や譲渡でも、継続・反復して行う場合は「業」とみなされることがあるため注意が必要です。
❓Q2.自宅の一部を使って動物を預かる場合も登録が必要ですか?
A.はい。たとえ住宅の一室であっても、不特定多数から動物を預かる場合には保管業の登録が必要です。
行政は「施設としての安全性」「近隣への配慮」「飼養環境」を重視して審査を行います。
❓Q3.賃貸物件でも登録はできますか?
A.可能ですが、オーナー(貸主)の使用許可が必須です。
賃貸契約書に「動物取扱業として使用可」との記載、または別途承諾書が求められるケースもあります。
❓Q4.動物取扱責任者は、1名いれば複数施設を管理できますか?
A.原則として1施設に1名です。
複数施設を兼務する場合は、日常の管理体制を証明する書面(シフトや巡回計画など)が必要になります。
❓Q5.登録申請後、どのくらいで許可が下りますか?
A.おおよそ1か月前後が目安です。
ただし、施設確認や書類修正が発生した場合はさらに時間がかかることもあります。
スケジュールには余裕を持って準備しましょう。
❓Q6.登録後に住所や事業内容が変わった場合は?
A.変更届出または新規登録が必要になる場合があります。
変更の内容(代表者・名称・施設・業種など)によって手続きが異なるため、まず行政に相談してください。
❓Q7.登録の有効期限はありますか?
A.登録の有効期間は5年間です。
更新申請は期限の1か月前までに提出が必要です。期限を過ぎると無登録扱いになるため注意が必要です。
❓Q8.行政の立入検査では何を見られるのですか?
A.主に以下の項目が確認されます。
- 飼養管理状況(清掃・給餌・給水など)
- 記録簿の整備(繁殖、譲渡、死亡記録など)
- 動物取扱責任者の配置
- 苦情対応や安全管理体制
➡ 普段から記録を整えておくことが最も重要です。
❓Q9.登録せずに営業した場合の罰則は?
A.6か月以下の懲役または100万円以下の罰金が科せられる可能性があります。
「一時的だから」「知人相手だから」と油断せず、事前に手続きを完了しておきましょう。
❓Q10.行政書士に依頼するメリットは何ですか?
A.手続きが複雑で、自治体によって求められる資料も異なります。
行政書士に依頼することで、
- 書類の不備を防ぐ
- 行政とのやり取りをスムーズにする
- 現地確認・添付資料の整備を代行してもらえる
などのメリットがあります。
➡ 専門家のサポートを受けながら、誠実に手続きを進めることが、長期的な信頼につながります。
📌 まとめ
- 登録対象や届出の範囲を正確に理解する
- 行政との連携を大切に、誠実に対応する
- 更新・変更・記録を怠らず、継続的に適正管理を行う

