🐾【③特定動物】

飼養・展示のための許可制度と実務上の留意点

特定動物は、動物愛護法で人や他の動物に危害を及ぼす恐れがあるとして、特別な規制が設けられている動物です。
犬や猫など一般的なペットとは異なり、飼養や展示には都道府県知事の許可が必要で、施設・管理体制も厳しく求められます。

ここでは、特定動物の許可制度と、飼養・展示時に事業者が注意すべきポイントを整理します。


🐍 1.特定動物とは

特定動物は、法令で定められた危険性の高い動物です。
例として以下があります(2025年現在の一部):

  • ヘビ(毒蛇)
  • ワニ、カメ類(大型種)
  • 猛禽類(ワシ・タカなど)
  • サル類
  • イヌ科・ネコ科の特定種

⚠ 飼養や展示の目的に関わらず、これらを扱う場合は必ず許可取得が必要です。


🏢 2.許可申請の流れ

  1. 事前相談
     施設の構造、安全対策、管理体制について行政に相談
  2. 申請書・添付資料作成
     - 平面図・配置図
     - 飼養管理計画書(安全管理マニュアル)
     - 担当者の資格・経験証明
  3. 行政の現地調査
     - 施設の安全性(防護柵、施錠、隔離スペースなど)
     - 管理体制と記録簿の確認
  4. 許可証交付
     - 条件付き許可になる場合もあるため、条件遵守が必要

🧩 3.飼養・展示時の注意点

  • 安全管理の徹底
     逃走・咬傷・毒による事故を防ぐ設備や作業手順を整備
  • 記録管理
     個体ごとの健康・繁殖・死亡・譲渡の記録を保存
  • スタッフ教育
     危険動物に対応できる訓練を受けた担当者を配置
  • 周囲への配慮
     近隣住民への説明、看板設置、苦情対応の体制

➡ これらは行政の立入調査で重点的に確認されます。


🧾 4.書類作成と実務上のポイント

  • 平面図・配置図は、管理動線と安全対策が分かることが重要
  • 管理計画書は、危険動物ごとの対応手順を明確に記載
  • 写真添付は、実際の設備が安全に運用されていることを示す資料として有効
  • 許可申請後の条件変更(施設拡張・個体追加など)は変更届提出が必要

💡 5.行政書士によるサポート例

  • 申請書・添付図面・管理計画書の作成支援
  • 事前相談・立入調査時の同行
  • 行政からの修正指示や条件付許可への対応アドバイス

➡ 危険性の高い特定動物の取り扱いでは、書類の不備や管理不足による許可遅延リスクを最小限にできます。


📌 まとめ

  • 特定動物は危険性が高く、飼養・展示には許可が必須
  • 施設・管理体制・記録管理・スタッフ教育が重要
  • 書類作成や行政対応を専門家と進めることでスムーズな許可取得が可能

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