動物取扱業の許可申請は、提出書類が多く、審査に時間がかかる傾向があります。
しかし、手順を正しく踏めば 無駄な差し戻しを避け、最短ルートで許可取得 が可能です。
ここでは、長野県での実際の運用に沿った「最短取得のための動き方」をまとめます。
■ 1. 全体の流れ(最短ケースで約1か月半〜2か月)
- 事業計画の整理
- 施設の図面作成・設備の準備
- 動物取扱責任者の資格確認
- 事前相談(事前指導)[必須]
- 申請書類作成
- 提出・審査(概ね30日)
- 許可証交付・掲示
審査がスムーズに進むかは、事前相談の段階でどれだけ準備できているかに左右されます。
■ 2. ステップ別の詳しいポイント
◆ Step 1:事業内容の整理と業種の確認
まず、どの区分で許可が必要かを明確化します。
これは申請書の根幹部分で、誤ると後から追加申請が必要になります。
- ペットホテル → 保管
- トリミング → 保管
- 猫カフェ → 展示+保管
- 生体販売 → 販売+保管
- しつけ教室 → 訓練
- イベント出店型 → 展示 or 貸出
業態が複合する場合は早めに整理することが重要。
◆ Step 2:施設(事業所)の準備
長野県では施設基準の確認が特に丁寧に行われます。
- ケージの広さ・頭数規模
- エアコン・換気・採光
- 清掃性(床材・壁材)
- 給水・排水体制
- 逃亡防止(二重扉・柵など)
- 動線の整理(来客・動物が混在しない構造)
図面(平面図・配置図)作成は必須で、写真の準備も行います。
◆ Step 3:動物取扱責任者の資格確認
審査は資格・実務経験に厳密です。
- 愛玩動物飼養管理士
- 各種公的資格
- 実務経験証明
- 講習会の受講証明
不足がある場合は「講習受講」や「資格取得」など別ルートを検討する必要があります。
◆ Step 4:事前指導(事前相談)
長野県では、事前指導は申請前に必ず行う義務があります。
この段階で不備があると、申請日自体が遅れます。
● 事前相談で必要なもの
- 図面(間取り図・ケージ配置)
- 施設写真
- 各区分の事業内容説明
- 責任者書類
- 騒音・衛生管理の説明
- 関係法令のチェック(都市計画・消防等)
● よくある指摘
- ケージの大きさ不足
- 飼養スペースが事務所スペースに認められない
- 動線説明の不足(住宅兼用の場合)
◆ Step 5:申請書類の作成
書類は多く、専門用語も多い分、行政書士に依頼されるケースが最も多い工程です。
主な記載内容は以下の通り:
- 業務内容
- 動物の種類・頭数
- 飼養管理方法
- 責任者の勤務体制
- 苦情対応方法
- 事故・逃亡時の対応
- 営業日・営業時間
- 施設の管理・衛生方法
不備や矛盾があると審査が止まるため、慎重な作成が必要です。
◆ Step 6:申請書提出 → 審査(約30日)
審査期間は約1か月が目安。
担当者が現地を確認するケースもあります(ペットホテル・カフェ等の規模が大きい場合)。
◆ Step 7:許可証の交付
許可証は事業所に掲示する義務があります。
許可番号・区分・責任者名の確認を行い、不備があれば速やかに修正を求めます。
■ 最短で許可を取得するためのコツ
- 事前相談の前に必要書類をすべて揃えておく
- 図面を正確に作る(手書きでも可、ただし寸法必須)
- 責任者資格の証明を早めに準備する
- 都市計画・消防法の確認を先に行う
- 業種区分を間違えない
- 施設写真は多めに用意する
行政書士事務所FLWでは、
事前相談の段階から同行し、担当者とのやり取りを調整することで、
申請から許可取得までの手戻りを最小限にするお手伝いをしています。

