血液のがんと診断されたら

― 治療の早さと効果、そして心の準備について ―


◆ 血液のがんってどんな病気?

血液のがんとは、「白血病」「悪性リンパ腫」「多発性骨髄腫」など、血液をつくる細胞に異常が起きて発症する病気の総称です。

体の中で血液細胞がコントロールを失って増え続けてしまい、

  • 免疫のバランスを崩したり
  • 出血しやすくなったり
  • 正常な血液が作られなくなる

といった症状を引き起こします。


◆ なぜすぐに治療が始まることがあるの?

― 一刻を争うケースもあります

血液がんの中でも、急性白血病や悪性リンパ腫の一部では、病気が非常に速く進行することがあります。

そのため、診断当日または数日以内に治療(主に化学療法)を開始する必要があるケースも少なくありません。

「気持ちの整理がつく前に、もう治療が始まっていた」
という患者さんの声もよく聞かれます。

突然の展開に、混乱や不安を感じるのは当然のことです。
大切なのは、今の自分にとってベストな治療を受けるため、一歩ずつ理解しながら前に進むことです。


◆ 化学療法(抗がん剤)は効きやすいが、副作用もあります

― 効果とリスクをきちんと知ることが大切です

血液がんの多くは、化学療法(抗がん剤)によく反応するという特徴があります。
特に、白血病や一部のリンパ腫では、完治を目指せる治療もあります。

しかし一方で、治療に伴う副作用も避けては通れません。

  • 発熱や倦怠感
  • 吐き気や食欲不振
  • 感染症にかかりやすくなる
  • 髪の毛が抜ける

など、身体的・精神的に負担が大きい治療でもあります。

そのため、医師や医療チームはあなたの体調や生活環境に合わせて治療の強度や内容を調整しながら進めていきます。


◆ あなたの気持ちも、治療の一部です

― 「気持ちが追いつかない」ことを責めないでください

がんと診断されたその瞬間、誰もが不安になります。

「本当に自分のことなのか分からない」
「説明を聞いても頭に入らない」
「ただただ怖い」

そんな感情を抱くことは、まったく自然なことです。

早期治療が必要な病気だからこそ、心のケアも同時に大切にされなければなりません。

  • 医療スタッフに「まだ実感がわかない」と伝える
  • ご家族と一緒に話を聞く
  • 相談支援センターやがんサロンなどに話をする

それだけでも、少しずつ気持ちの整理がついてくることがあります。


◆ 最後に:早い治療開始=希望があるということ

血液がんの治療は確かにスピードが求められることもあります。
でもそれは、「今なら間に合う」「効く治療がある」からこその行動です。

そして、多くの患者さんが治療を乗り越え、日常生活を取り戻しています。

焦る気持ち、不安な気持ち、わからないこと。
どれも無理に消そうとせず、一緒に抱えながら、一歩ずつ進んでいければそれで十分です。


☘ ひとことメッセージ

急いでいるのは、あなたの未来を守るため。
心の準備ができていなくても、
大丈夫。あなたを支える人たちは、きっとそばにいます。

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