遺言作成の前に集めておきたい「3つの基本資料」
◆ 導入
「遺言書を作るとき、まず何をそろえればいいですか?」
これは多くのご相談者様が最初にされる質問です。
遺言書の内容を正確かつスムーズに構成するためには、
“今の状況”をきちんと把握することが第一歩になります。
この記事では、はじめての方が無理なく集められるよう、
【3つの基本資料】に絞ってご紹介します。
◆ ① 財産の一覧資料
まず必要なのは、「今どんな財産があるのか」を把握することです。
- 預貯金(通帳、残高証明書)
- 不動産(固定資産税納税通知書、登記簿謄本)
- 株式・投資信託(取引報告書、口座情報)
- 保険・年金(保険証券、年金証書)
💡あくまで「正確な把握」が目的。金額は概算でもかまいません。
◆ ② 相続人に関する資料
誰が相続人になるかを把握することで、遺言内容が整理しやすくなります。
- 戸籍謄本(出生から現在まで)
- 家族関係図(メモ書きでもOK)
- 離婚歴や再婚歴がある場合、その記録も重要
📝被相続人と相続人の関係を明確にすることが、トラブル防止につながります。
◆ ③ ご本人の意思や希望メモ
ご本人の中で希望がまとまっていることも多くあります。
- 誰に何を託したいか
- 医療や介護の希望
- お世話になった人・施設への感謝
- ペットや供養についての考え
これらは「付言事項」や「遺贈」の形で、法的文書に反映できる情報です。
◆ 医療と法務の視点から
がん治療中や認知症の兆候がある場合は、
なるべく早い段階での聞き取りや資料整理が重要です。
当職では、体調や通院状況に合わせて無理のない進行を心がけています。
◆ まとめ
✅ 財産・相続人・希望の3点を、ざっくり整理するだけでも大きな前進
✅ 専門家と一緒に確認すれば、迷わず進められる
✅ 「先に書く」より「先に知る」が遺言作成の第一歩

