e-TAX(イータックス)を使うメリットと注意点
― 忙しい方・通院中の方・高齢者のご家族に知ってほしいポイント ―
① e-TAX(イータックス)とは?
e-TAXは、国税庁が提供する「税金のオンライン申告システム」です。
パソコンやスマホを使って、税務署へ行かずに確定申告ができます。
特に以下の方が利用すると大きなメリットがあります。
- 医療費控除を使う方
- 子育て・介護で外出が難しい方
- 繁忙期に混雑する税務署へ行けない方
- 家族が書類を代わりに入力したい高齢者の方
② e-TAXでできること
- 医療費控除や還付申告の提出
- 添付書類のデータ提出(医療費集計フォームなど)
- 過去の申告内容の確認
- 還付金の振込口座の登録
- マイナンバーカードと連携した本人確認
紙で提出するよりも、控除計算や入力チェックが自動化されており、ミスが減るのが特徴です。
③ e-TAXを使うメリット(医療費控除との相性が良い理由)
① 還付金が早く戻ってくる
紙の申告よりも処理が早いため、還付金がスムーズに振り込まれます。
② 医療費の明細入力が簡単
- 病院ごとにまとめて入力できる
- 医療費集計フォーム(Excel)を読み込み可能
- 領収書を提出しなくて良い(5年間の保管のみ必要)
③ 24時間いつでも申告できる
仕事や通院で時間が作りにくい方も、自宅で好きな時間に申告できます。
④ 自動計算でミスが減る
医療費控除額、所得税額、還付金額などが自動で計算され、計算ミスの心配がありません。
④ 必要な準備(3つの方法のどれかを選ぶだけ)
e-TAXの利用方法は ①スマホで完結、②マイナンバーカード方式、③ID・パスワード方式 の3つです。
■ 1. スマホだけで完結(おすすめ)
- マイナンバーカード
- スマホの読み取り機能
- 税務署への来所不要
■ 2. マイナンバーカード方式(パソコン+スマホ)
- マイナンバーカード
- スマホで本人確認
- 添付書類をパソコンで入力したい方に便利
■ 3. ID・パスワード方式(カードが読み取れない方向け)
- 税務署でID・PWを発行してもらう
- 手軽だが、一度は税務署での本人確認が必要
⑤ e-TAXで医療費控除を申告する流れ
- 国税庁の「確定申告書作成コーナー」を開く
- 「医療費控除」を選択
- 医療費の明細を入力(病院単位でOK)
- 添付書類をアップロード(任意)
- 還付金の振込口座を入力
- e-TAXで送信
- 送信表や控えを保存
スマホだけで申告でき、領収書の提出は不要(自宅保管5年)です。
⑥ 相続が発生した場合にも e-TAX は使えるのか?
● 結論:準確定申告には一部制限あり
故人の「準確定申告」は、e-TAXでも提出できますが、次の点に注意が必要です。
- 申告するのは相続人
- マイナンバーカードによる本人確認は不可(故人のため)
- 相続人名義でログインして作成する
- 「代理送信」として扱われる
生前から以下の情報が整理されていると準確定申告がスムーズです。
- 医療費の領収書
- 通院交通費の記録
- 源泉徴収票
- 保険金の受取記録
遺言書やエンディングノートで「書類の保管場所」を共有しておくことで、手続きの負担が大幅に軽くなります。
⑦ まとめ
- e-TAXは医療費控除と最も相性が良い申告方法
- 還付金が早く、入力が簡単、紙提出よりミスが減る
- スマホのみで完結できるため、通院中の方にも便利
- 相続が起きた場合の準確定申告にも利用可能
- 生前の書類整理は、遺言書とセットで非常に重要
