※行政書士として専門外の医療行為には踏み込まず、一般的な情報に留めています。
■ 認知症の基礎知識と家族が知っておきたいポイント
(長野市の行政書士がやさしく解説)
■ 認知症とは?
認知症は「加齢によって誰にでも起こる物忘れ」とは異なり、
記憶力・判断力・理解力などが継続的に低下して、日常生活に支障が出る状態 の総称です。
医学的な診断名ではなく いくつかの原因によって生じる“症状のグループ”の名前 です。
代表的な原因としては、
- アルツハイマー型認知症
- 脳血管性認知症
- レビー小体型認知症
- 前頭側頭型認知症
などが挙げられます。
■ 年齢による「物忘れ」と認知症の違い
ご家族からよく相談を受けるポイントです。
● 年齢による物忘れ
- 「経験の一部」を忘れる
- 予定や約束を思い出せなくても、ヒントがあれば思い出せる
- 生活に大きな支障はない
● 認知症の場合
- 「経験そのもの」を忘れる
- 新しい情報が入らない(同じ質問を繰り返すなど)
- 日常生活の手続きや金銭管理に問題が出る
こうした変化に気づいても、自己判断せず、専門機関で相談することが望ましいとされています。
■ 家族が最初に気づきやすい“サイン”
認知症はゆっくり進行することが多いため、家族の気づきが大切です。
- 同じ話や質問が増えた
- 金銭管理(振込、買い物、家計)がうまくいかなくなった
- 料理や掃除など、慣れている作業に時間がかかる
- 急に怒りっぽくなる、疑い深くなる
- 外出先から帰れなくなる
「なんとなく様子が違う」程度でも、家族の違和感は大切なサインです。
■ 認知症の方を支えるために家族ができること
行政書士としても、成年後見の相談で多く見られるポイントです。
① 本人のペースで話を聞く
急かしたり否定したりすると不安が強まりやすくなります。
落ち着いて聞く姿勢が大きな安心につながります。
② 生活環境をシンプルに整える
- よく使う物の置き場所を決める
- メモやカレンダーを活用する
- 迷いやすい場所には案内表示
など、小さな工夫の積み重ねが大きな効果を生みます。
③ 金銭管理・契約管理は早めに準備
認知症が進行すると、自分の財産を守るための判断が難しくなる場合があります。
そのため、以下のような準備を早めに行うケースも見られます。
- 任意後見契約
- 家族信託の検討
- 通帳・契約書類の整理
- 本人の意思を確認できるうちの手続き
これは医療ではなく 法律・手続きの分野 ですので、行政書士がサポート可能です。
■ 認知症と向き合う家族が抱えやすい不安
家族が最も悩むのは、
- いつ、どの程度進行するか
- 今の対応で合っているのか
- 自宅での生活は続けられるか
- 将来の財産管理はどうすればいいか
といった “見通しの不安” です。
全てを家族だけで抱える必要はありません。
地域包括支援センター・かかりつけ医・行政書士など、利用できる支援先は複数あります。
■ 認知症の方と家族のための相談も可能です
認知症に関連する「手続き・家族の不安」については、行政書士としてサポートできます。
相談が多い内容としては:
- 成年後見制度について知りたい
- 任意後見契約はどんな場面で使える?
- 一人暮らしの親の財産管理が心配
- 書類整理や手続きの段取りを手伝ってほしい
などがあります。
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