1. はじめに
遺言書は、あなたの大切な想いを未来へ伝えるための重要な手段です。
しかし、作成ミスや配慮不足が原因で、かえって家族間にトラブルを招くことも。
今回は、実際の失敗例も交えながら、遺言書作成時に特に気を付けたいポイントを解説します。
2. よくある注意点と失敗例
(1)形式の不備に注意
【失敗例】
自筆証書遺言を作成したが、「日付」が抜けていたため無効になった。
→ すべて自筆で記載し、「日付・氏名・押印」を必ず忘れずに!
(2)遺言能力の確認
【失敗例】
認知症の進行が進んだ状態で遺言を作成。後に相続人から無効を主張され、遺言が争われた。
→ 遺言作成時には、できれば医師の診断書など「判断能力があった証拠」を残しておくことが大切です。
(3)遺留分を無視した内容
【失敗例】
「すべての財産を一人の子どもに相続させる」と記載した結果、他の子どもたちから遺留分侵害額請求を受け、家族間で争いに。
→ 遺留分の権利を持つ相続人がいる場合には、配慮した内容にしましょう。
(4)財産の特定が不明確
【失敗例】
「預金を長女に」とだけ記載し、複数の口座があったため、どの預金を指すかでもめた。
→ 預金口座の銀行名・支店名・口座番号まで記載するなど、財産は具体的に特定しましょう。
(5)古い遺言の放置
【失敗例】
10年以上前に書いた遺言書をそのままにしていたため、財産状況が変わり、記載内容と現実が合わず相続手続きが難航した。
→ 生活環境や家族関係の変化に応じて、定期的に遺言内容を見直しましょう。
(6)専門家に相談しなかった
【失敗例】
独学で遺言を作成したため、法律上不適切な記載が多く、結局無効になってしまった。
→ 最初から行政書士や弁護士など専門家に相談しておくことで、安心して遺言を残せます。
3. まとめ
遺言書は、「正しい形式」「具体的な内容」「家族への配慮」がそろってこそ、
本当に意味のあるものになります。
失敗例を教訓にして、大切な想いをしっかりと形にしていきましょう。
「まず何から始めたらいいかわからない」という方も、どうぞお気軽にご相談ください。
あなたの想いに寄り添いながら、サポートいたします。

