在留資格に関する申請で、「理由書」「補足説明書」という言葉を聞いたことがある方も多いかもしれません。
これらは必須書類ではありませんが、申請の成否を左右する重要な補助書類になることがあります。
今回は、審査官の視点から見た「理由書」「補足説明書」の役割と、作成時のポイントを解説します。
1. 理由書・補足説明書とは?
- 理由書:申請の背景や目的を本人の立場から説明する文書
- 補足説明書:提出書類だけでは説明しきれない事情や関係性を補足する文書
📌 形式は自由ですが、簡潔かつ明確な日本語でまとめることが重要です。
2. どんな場面で役立つの?
以下のような場合に、提出が強く推奨されます:
| 申請ケース | 理由書の役割 |
|---|---|
| 日本人配偶者ビザ | 結婚の経緯・交際歴などの説明 |
| 就労ビザ(転職や非典型な職種) | 業務内容・学歴との関連性の説明 |
| 留学ビザ延長・変更 | 在籍状況や目的変更の説明 |
| 永住申請 | 納税・滞在歴・理由の明示 |
🟠 特に「申請内容が一般的でない」「書類だけでは伝わりにくい」場合に有効です。
3. 審査官の視点|なぜ必要なのか?
入管審査官は、書類を通じてその人の事情・背景を理解しようとします。
提出書類に不足や誤解の余地があると、「真実性に疑問」「関係性が不明」などと判断されて不許可になるリスクがあります。
✅ 理由書があることで:
- 不自然に見える点の説明
- 本人の誠意と意思表示
- 審査官の疑問点への事前回答
が可能になります。
4. 書き方のコツ
- 件名:例「理由書(在留資格変更許可申請に関する)」
- 書き出し:「このたび、○○により在留資格の変更を申請いたします。」
- 本文:背景→現在の状況→申請理由→本人の意志
- 結び:「本件につき、何卒ご高配賜りますようお願い申し上げます。」
📝 文字数の目安はA4 1ページ程度でまとめるのが理想です。
5. 専門家に依頼するメリット
行政書士に依頼することで:
- 審査官の着眼点を踏まえた内容構成
- 法的要件や制度背景に沿った表現
- 客観的な事実に基づく説得力のある記述
が可能になり、申請の信頼性が高まります。
まとめ|「理由書」は申請の質を高めるカギ
- 書類の整合性とともに、背景説明の充実が審査成功のポイント
- 理由書・補足説明書は「必須ではないが強力な武器」
- 不安がある場合は、行政書士のアドバイスを受けるのが安心


