外国人の配偶者が日本に住むために必要な「ビザ」は複数あります。
中でもよく混同されるのが「日本人の配偶者等(配偶者ビザ)」と「家族滞在」です。
この記事では、この2つのビザの違いと選択のポイントをわかりやすく解説します。
1. 在留資格の目的と立場が違う
| 在留資格 | 対象 | 主な活動内容 |
|---|---|---|
| 日本人の配偶者等(配偶者ビザ) | 日本人・永住者などの配偶者 | 自由に就労可・日本での長期居住が前提 |
| 家族滞在 | 外国人の扶養家族(配偶者・子) | 原則就労不可・主たる在留者に依存した滞在 |
🟢 配偶者ビザは独立した在留資格、
🔵 家族滞在は主たる在留者に付随する在留資格です。
2. 就労の可否
| 比較項目 | 配偶者ビザ | 家族滞在 |
|---|---|---|
| 就労可否 | 制限なし(フルタイム可) | 原則不可(資格外活動で週28時間まで) |
配偶者ビザは就労ビザと同等以上の自由度があり、職種も制限されません。
3. 在留資格の更新と永住への道
| 比較項目 | 配偶者ビザ | 家族滞在 |
|---|---|---|
| 更新の可否 | 可能(婚姻関係継続が条件) | 可能(主たる在留者の資格継続が条件) |
| 永住許可申請 | 条件を満たせば可能 | 不可(家族滞在のままでは対象外) |
📝 配偶者ビザを持つ方は、在留年数や収入等の条件を満たせば永住申請が可能になります。
4. どちらのビザが必要?
| 状況 | 該当するビザ |
|---|---|
| 外国人が日本人と結婚し、日本で一緒に暮らす | ✅ 配偶者ビザ(日本人の配偶者等) |
| 外国人が企業に就労中で、配偶者を日本に呼ぶ | ✅ 家族滞在 |
👀 見た目は似ていても、「配偶者の国籍」や「主たる在留資格の有無」で分類されます。
5. よくある間違い
- 「配偶者なら誰でも配偶者ビザ」→ ❌ 相手が日本人・永住者等でなければ対象外
- 「家族滞在でも仕事ができる」→ ❌ 無許可での就労は資格外活動違反で強制退去の可能性あり
まとめ|目的に応じた正確な申請が必要
- 「日本人の配偶者等」=独立ビザ(自由に就労・永住も可能)
- 「家族滞在」=扶養ビザ(就労制限あり・主たる在留者が前提)
- 申請時の書類や審査基準も異なるため、誤申請はリスク大
📌 次回は「留学生が就職するには?『留学』から『技術・人文知識・国際業務』への変更手続き」について解説します。


