Case 03|治療中の高齢夫婦がともに遺言を考えたケース

はじめに

高齢の方が治療を続けながら遺言を作成する場合、
ご自身の体調やご家族の状況に合わせて、慎重に進める必要があります。

夫婦で相談しながら遺言を作ることで、
「お互いの想いを確認できる」「家族への負担を減らせる」といったメリットがあります。

行政書士として、医療に理解のある立場から、
お二人の体調や通院スケジュールに配慮した手続きをサポートします。


想定事例|「夫婦で未来を話しながら整理する」

事例:田中ご夫妻(妻75歳・夫78歳/長野市在住)

田中さんご夫妻は、どちらも慢性的な病気を抱えつつ通院中。
妻は心臓疾患で定期的に通院、夫は前立腺がん治療を続けています。

お二人は、体調の良い日に限られるものの、
「もしものときに家族が困らないように、財産や想いを整理しておきたい」と考えました。


手続きの進め方

  1. ご夫婦での希望整理
     行政書士がまずお二人の希望や想いを伺い、
     誰に何を残したいか、どんな気持ちを伝えたいかを整理します。
  2. 公証人との日程調整
     お二人の通院や体調を考慮し、公証人による出張作成の日程を調整。
     必要書類の準備も代行します。
  3. 遺言書の作成
     病室や自宅での手続きを想定し、無理のない時間配分で進行。
     お二人の想いが自然に反映されるよう、付言事項の文章も丁寧に確認します。

夫婦で遺言を考えるメリット

  • お互いの意思を確認できる
     どちらか一方だけで作成すると、後から相手の希望がわからないことがあります。
  • 家族への負担を軽減できる
     相続時の混乱を避けるため、前もって話し合って整理しておくことが重要です。
  • 心の整理ができる
     「残したい想い」を共有することで、安心感につながります。

田中ご夫妻も、遺言を作成する過程でお互いの思いを言葉にすることができ、

「お互い安心して治療に向き合えますね」
と笑顔で話してくださいました。


医療に理解のある行政書士として

医療現場の声に触れる中で、治療と生活の両立に悩む方々や、
ご家族を思う温かい気持ちに数多く出会ってきました。

その経験を大切に、行政書士として、
お二人の体調や通院スケジュールに配慮しながら、
安心して遺言作成に臨める環境づくりをサポートしています。


まとめ

高齢で治療中の夫婦にとって、遺言作成は「財産整理」だけでなく、
お互いの想いを確認し、家族に伝える大切な機会です。

田中ご夫妻のように、体調に配慮しつつ一歩ずつ整理していくことで、
安心して今の生活や治療に向き合えるようになります。

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