財産分与でもめないために|離婚前に整理しておくべき資産と注意点

離婚の際に多くの方が頭を悩ませるのが**「財産分与」**です。
話し合いがスムーズに進めばよいのですが、財産の全体像が不明確だったり、どちらの名義かでもめたりすると、トラブルの火種となります。

この記事では、離婚前に必ず整理しておきたい財産の種類と、協議時の注意点について解説します。


財産分与とは?

財産分与とは、結婚生活中に夫婦が協力して築いた財産を、離婚時に公平に分ける制度です。
婚姻期間の長短にかかわらず、原則として2分の1ずつが基本です。

✅ 名義が夫・妻いずれかであっても、「共有財産」とみなされることがほとんどです。


整理しておくべき5つの主要財産

① 預貯金

  • 名義口座に関係なく、婚姻後の貯金は共有財産として扱われます。
  • 結婚前に貯めた分は「特有財産」として除外可能。

✅ 通帳コピーや残高証明を取っておきましょう。


② 不動産(住宅・土地)

  • 持ち家は名義にかかわらず、住宅ローンの返済状況なども含めて協議が必要。
  • 不動産評価額の算出が重要です。

✅ 固定資産税評価証明書やローン残高証明書を準備しましょう。


③ 自動車・バイク

  • 名義や使用実態によって共有財産か否かを判断します。
  • 購入時期や支払い方法を確認することが大切です。

④ 保険(生命保険・学資保険など)

  • 解約返戻金のある保険は、財産分与の対象になります。
  • 契約者と被保険者が誰かもチェックが必要。

⑤ 退職金・年金

  • 離婚時点での退職金見込み額の一部を分与対象とすることがあります。
  • 年金分割は別途手続きが必要です(特に厚生年金・共済年金)。

財産分与でもめるポイントと注意点

トラブル例防止策
「名義が夫だから渡さない」と主張される名義に関係なく「夫婦共有財産」であることを説明する
財産の内容や金額を教えてもらえない預金通帳・不動産評価証明などの開示を求める
将来の退職金についての取り扱いで揉める退職金見込み額や支給時期を踏まえた協議を行う
現金を引き出され、財産が隠されてしまう離婚前に財産状況を記録し、証拠を保全しておく

✅ 財産の全容を「正確に把握」し、「文書に明記」しておくことがトラブル回避の鍵です。


協議書に記載しておくべき内容

離婚協議書(公正証書)に以下の内容を明記することで、後々の紛争を未然に防げます。

  • 対象となる財産の具体的内容(預貯金・不動産・車等)
  • 分与割合・支払方法(現物・現金・分割など)
  • 実行日(いつまでに、どのように支払うか)
  • 精算条項(それ以外の請求を行わない旨の確認)

行政書士に依頼するメリット

  • 財産の整理・ヒアリングによる抜け漏れ防止
  • 協議書の作成(法的に有効な表現・記載内容)
  • 公正証書化までのサポート(公証役場との調整)
  • 将来のトラブルを想定したアドバイス

✅ 財産分与の内容は「証拠として機能する書面」にしておくことが何より重要です。


まとめ|冷静な財産整理と書面化で安心の離婚を

離婚時は感情的になりやすく、財産の話し合いが後回しにされがちです。
しかし、財産分与の取り決めは「今」しっかり行わないと、後で大きなトラブルになります。

✅ 冷静なうちに財産を整理し、協議書として残すことが、円満な離婚の第一歩です。


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