準確定申告と相続手続きの期限
― 相続が始まると「時間制限のある手続き」が始まります ―
相続が発生すると、
「いつまでに、何をしなければならないか」がとても重要になります。
特に見落としやすいのが、
✅ 準確定申告
✅ 相続放棄
✅ 相続税申告
といった期限つき手続きです。
準確定申告とは?
準確定申告とは、
亡くなった方が、生前に得ていた所得について
相続人が代わりに行う確定申告
のことです。
対象になるのはどんな人?
次のような方は、準確定申告が必要になる可能性があります。
✅ 事業をしていた
✅ 不動産収入があった
✅ 年金以外の所得があった
✅ 医療費控除等の還付が見込まれる
✅ 株の取引・暗号資産の取引があった
準確定申告の期限
相続開始(死亡)の翌日から4か月以内に行います。
準確定申告で注意するポイント
✅ 相続人全員の連名で申告
原則として、相続人全員で申告します。
✅ 亡くなった日までの所得が対象
1月1日〜死亡日までの分のみ申告。
✅ 還付が出ることも
医療費や源泉徴収がある場合、
還付申告になるケースもあります。
相続手続きの主な期限一覧
相続には、複数の期限があります。
相続開始後の主な期限
| 期限 | 手続き |
|---|---|
| 7日以内 | 死亡届提出 |
| 10日〜14日 | 年金・健康保険の手続 |
| 3か月以内 | 相続放棄・限定承認 |
| 4か月以内 | 準確定申告 |
| 10か月以内 | 相続税申告・納税 |
| 原則無期限 | 遺産分割協議 |
| 不動産取得後 | 相続登記 |
相続放棄の期限と準確定申告の関係
相続放棄をすると、
最初から相続人でなかった扱いになります。
そのため、相続放棄を予定している人は、
原則として準確定申告の義務もありません。
ただし、
❌ 放棄前に財産を処分すると
→ 相続放棄できなくなる
という点に注意が必要です。
準確定申告と相続税申告は別物
よく混同されますが、
| 手続 | 内容 |
|---|---|
| 準確定申告 | 被相続人の所得税 |
| 相続税申告 | 遺産に対する税金 |
まったく異なる税金です。
行政書士ができるサポート
行政書士は次のような実務を担当します。
✅ 期限管理の整理
✅ 必要書類の案内
✅ 財産の整理
✅ 相続関係書類の作成
✅ 税理士への引継ぎ
税務実務は税理士が担当します
以下は税理士業務です。
❌ 準確定申告書作成
❌ 相続税申告
❌ 税務署対応
まとめ|期限管理が相続成功のカギ
相続は、
「知っているかどうか」で
結果が大きく変わる分野
です。
特に、
✅ 4か月以内の準確定申告
✅ 3か月以内の相続放棄
✅ 10か月以内の相続税申告
この3つは、必ず押さえておく必要があります。

